こんにちは。なんだかんだとバタバタしてまして、
やっと、パソコンの前に！


料理について真剣に向き合って話のできる数少ない
料理人が、間もなく、店を閉めます。
この方とは、本当に沢山の試合をしました。

和と洋と言う異種の2人が、リスペクトしながらガチンコで闘った月日。

そんなに長い付き合いではないが、以前にも書きましたが人が人を好きになる事、信じあえる事、リスペクトする事に、日数は関係ない気がします。どれだけ真剣に向き合って接してこれたかだと思います。

その知らせは、あまりに突然でした。
まず頭をよぎったのが、料理が食べたい！の前に、もっと一緒に厨房で試合がしたいと言う感情でした。
その特別なイベントの日は、お弟子さんが3人。サービスには2人。私は皿洗いでも良いので厨房に入れてくれと、お願い！快く承諾してくれました。
当日は、20時スタート、厨房は、良い緊張感が漂っていました。もちろん私を含めて5人の料理人がいました。みんな知った仲間です。
始まると、シェフの指示のもと、皆が動く、もちろん私も参戦！みんなの顔の表情が、とても良い緊張感で、とても素敵でした、シェフの的確な指示で、私を含めた4人が動く、仕上げのチェックをシェフがしてGO！
素晴らしいチーム。
素晴らしい時間！
こちらからは見えないが、聞こえてくる、お客様の笑い声！
そして、お客様からは見えない厨房では、闘っている我々！
まさにレストラン！
本当に素敵な店だ！
ゆったりとした時間が流れ、料理が終わったのは、１２時前！
4時間！普段なら、圧倒的に遅く、クレームもんだが、誰1人間延びした雰囲気はなく、皆が、その時間を楽しんでいた気がします。

もっと厨房で、仕事がしたかったなぁ〜！
きっと、お客様も、もっと、あの時間を共有したかったのではないかなぁ〜！

そこから片付けをして、簡単な、お疲れさん会をして帰路に着いたのが朝の５時！
そして、普段の1日が始まる。
残り僅か、昨夜も、仕事後、皿洗いと仕込みを手伝いに行ってきました。
もしかしたら、この感情は、料理人にしかわからない事かもしれませんが、自然と足が向いてしまうんですよね！
閉めてしまうから？
違います。
昨日も、お弟子が来られてました。
もちろん。皆、自分の仕事を終えてからです。
さぁ〜残り僅かです。
もっと自分に出来ることをやろう！
改めて、料理人になった事を嬉しく誇りに思います。